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上海万博発・清水敏男×TOSTEMの最新アートプロジェクト

2010.6.17

アジアの新たな中核都市として存在感を増しつつある上海が、現代アートの一大発信地となっている。その求心力は万博の開催を期にますます高まりつつあり、多くのアート関係者の心を惹きつけているようだ。そんな一人、清水敏男氏が上海で手がけるプロジェクトを紹介しよう。
写真協力:TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE

アニッシュ・カプーアが制作した“金門”(日本産業館・トステム展示ブースより、Photo by CANART)

現代アートの核心が上海に集結

国内外で大規模なアートワークのプロデュースを手がけてきた清水敏男が、5月1日に開幕した上海国際博覧会(上海万博)の開催に合わせて、複数のプロジェクトを手がけている。そのパートナーとなっているのは近年、中国市場で市場展開を始めた住宅・ビル用建材メーカーのトステム((株)住生活グループ)だ。

まず、万博の開幕と共にお披露目されているのが、同会場内・日本産業館のトステム展示ブース「金門玉堂」。目玉となる不思議な扉「金門」を現在、世界で最も重要視される彫刻家の一人であるアニッシュ・カプーアが制作、会場の総合プロデュースを若手建築家の旗手・藤本壮介がデザインするなど、大きな注目度を誇る。

6月初旬からは外灘3号の上海ギャラリーオブアートにて「超空間」展を開催。本展には前述のカプーアと共に隈研吾、故・倉俣史朗の作品が出展される。これらと並行して、今年4月から来年1月末にかけて開催されるのが、展覧会シリーズ「エキシビション・オープンドアーズ」。第一弾展「門神」は上海アート界の重要人物・胡項城と日本の中村哲也による見ごたえあるプログラムだ。

いずれも門や扉、窓といった住空間にちなんだモチーフが採用されており、中国アートシーンの成熟度を測る絶好の機会と言えるだろう。

アニッシュ・カプーア

アニッシュ・カプーア

アニッシュ・カプーア

アニッシュ・カプーア「States of Limbo」2007年

隈研吾

隈研吾「air brick」2010年

shanhai gallery of art

外灘3号展が開催される注目スポット「Shanghai Gallery of ART」

胡項城×中村哲也

胡項城(原案・監修)×中村哲也(作品設計)による「門神」

上海万博2010日本産業館・トステム展示ブース
会期/2010年5月1日~10月31日
総合アートディレクション/清水敏男
総合プロデュース/藤本壮介
外灘3号展覧会「INBETWEEN 超空間」
会期/2010年6月4日~8月8日
会場/Shanghai Gallery of ART
出展作家/アニッシュ・カプーア、隈研吾、倉俣史朗
展覧会シリーズ「THE EXHIBITION OPEN DOORS」
会期/2010年4月8日~2011年1月25日
会場/トステムショールーム上海
出展作家/Vol.1胡項城×中村哲也(4月8日~5月25日)、Vol.2倉俣史朗(6月1日~7月25日)※Vol.3以降は未定。

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