Interview  

菊地敦己(bluemark)

デザインはそれ自体が「存在できているどうか」が大切
2010.7.13

仕事、生活、趣味と分けて考えるのはしっくり来ないんですよ。日本でデザイナーという仕事が専門職として成立したのはせいぜい1960年代ですからね。

写真:菊地氏デザインのポスターと共に。頭の後ろが「サリー・スコット」、その右が「gallery αM」、右下に「J-WAVE」。Photo: Eiki Mori

クライアントの可能性を
十分に引き出してあげたい

僕は、デザインはそれ自体が「存在できているどうか」が大切だと思っています。今は何かのためのデザインが多すぎる。それでは受け手とのコミュニケーションが深くならないんです。言語外のコミュニケーションを軽視しないこと、そして長期にわたったプロジェクトの展望を持つことが重要です。

この業界にはリスク回避のためのロジックが横行している。クライアントに新しい価値を提案するのが我々の本来の役割なのに、代理店システムは情報の流通方法を集約しようとしがちです。さらに往々にして、お金や言葉で説明できるものが正しいクリエイティブだとされてしまっている。それでは本来、クライアントが発揮するべき可能性や多様性が減少してしまい、継続的な開発が難しくなってしまいます。

僕は一般的な企業から代理店を通して、というような仕事ばかりではなく、小規模の事業主さんや地方の役所などからの案件も積極的に引き受けています。企画段階の目的づくりと共に、他にない価値を作ってほしいという相談をいただくことが増えているんです。その意味でクライアントと一緒になって創るという感覚を共有しています。

株式会社 ブルーマーク
東京都渋谷区富ヶ谷1-6-8 モリービル3F
03-5465-2191

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